川村拓也 (英語教師教育者)

主に学校英語教育、英語教師教育等について。大学で英語教員養成などのお仕事をしています。…

川村拓也 (英語教師教育者)

主に学校英語教育、英語教師教育等について。大学で英語教員養成などのお仕事をしています。 https://www.handshakee.com/JGoW28kxgpbXe2t

マガジン

  • 英語科教育法ラジオ2024

    英語科教育法の授業の振り返りを学生がラジオ形式で行っています。 学生の許可を得た上で、公開しています。

  • 英語科教育法の歩み

    かわむらが勤務校で担当する英語科教育法の取り組みについて、授業者としての振り返りや実践のログを残すことを目的として記事を書いていきます。理想的には毎回の授業について書いていきたいと思っています。

  • 外国語教育_in class

    • 24本

    実際の教室でやってみたこと・起きたこと

  • 英語教育について考えるための本の感想

    書評というには物足りないぐらいのものしか書けていないので「本の感想」としています。

  • 外国語教育_at my desk

    • 50本

    外国語教育について考えた・考えてる・考えるために書いた こと

最近の記事

  • 固定された記事

中学生に語った「英語との付き合い方」

石川県内の某中学校で中学生数十名に対して「英語との付き合い方」というテーマでお話をさせてもらった。 と、振り返りを書くかのようなテンションだが、実際には講座の前に書いた文章を講座終了後に公開している。主に当日話す内容を整理するため。誰かに読まれるという意識が私の思考をかなり整えてくれるので。(ただ、気持ちが盛り上がりすぎて、さすがに中学生には話さないだろうなということも書いてしまった) 今回は1時間限りの関わりだからこそ、私の出来るだけ芯の部分を分かりやすく示したい。そういう

    • 英語科教育法ふりかえりラジオ(Reading指導)③

      2024年度英語科教育法IIIでは、授業の振り返りをラジオの形式で行っています。 今回はReading指導について扱った2回分の振り返り。こちらはグループ③です。 印象深い内容を中心に、単に授業を振り返るだけでなく、授業では話し切れなかった話題にまで及びました。 ※ 学生の同意の上で音声を公開しています ※ 音質等についてはご勘弁ください

      • 英語科教育法ふりかえりラジオ(Reading指導)②

        2024年度英語科教育法IIIでは、授業の振り返りをラジオの形式で行っています。 今回はReading指導について扱った2回分の振り返り。こちらはグループ②です。 留学から帰国して間もない二人だからこそのトーク。脱線もラジオの醍醐味です。 ※ 学生の同意の上で音声を公開しています ※ 音質等についてはご勘弁ください

        • 英語科教育法ふりかえりラジオ(Reading指導)①

          2024年度英語科教育法IIIでは、授業の振り返りをラジオの形式で行っています。 今回はReading指導について扱った2回分の振り返り。こちらはグループ①です。 まだまだ緊張で堅い二人ですが、英語教育に関する話題を扱いながら二人の人となりも垣間見えるようなラジオが録れるか、今後に期待です。 ※ 学生の同意の上で音声を公開しています ※ 音質等についてはご勘弁ください

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        中学生に語った「英語との付き合い方」

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          22本
        • 外国語教育_at my desk
          50本
        • 2022英語科教育法IIIの振り返り
          15本

        記事

          カードゲームで意味順英文法:学研ステイフル『英語でブンツクル』

          大学の英語サークルや学内のカフェで遊べて、かつ英語も学んだり使ったりできるゲームを色々探している中で見つけたこの商品。 パッケージからして、意味順英文法を体感的に身につけられそうな気がしたので、即購入。 すぐに届いたので、その辺にいた学生と先生に「一緒に遊びましょ」って声をかけて、早速プレイ開始。 対象年齢は「6歳以上」ということで、英語に初めて触れる子どもでも楽しめるようになっている。「人カード」「動きカード」「ものカード」「場所カード」の4種類があって、それぞれのカード

          カードゲームで意味順英文法:学研ステイフル『英語でブンツクル』

          2023年度英語科教育法の振り返り

          北陸大学での2年目の英語科教育法。1年目のように毎時間の振り返りを書くのは流石に諦めた。少しは仕事が増えてきた証拠ということで、ありがたい限り。 ただ、英語科教育法どんなことしてる?ということを話すこともたまにあるので、一応まとめておきたい。4月も中旬になったところで今更昨年度を振り返る。 英語科教育法I,II (2年生)2年生の英語科教育法I及びIIは「言語活動」に焦点を当てた。英語教師の視点を持ち始める契機となるこの2科目をどう構成するかで、学生らの英語授業観の根幹の部

          2023年度英語科教育法の振り返り

          石川県内の英語の先生方、英語の先生を目指す学生さんに向けて、授業をします。

          4月より、コンソーシアム石川の主催する「いしかわシティカレッジ」にて「英文法の理解と指導法」という科目を開講いたします。 参加が難しい回につきましては、講義の録画を後から視聴することも可能です。 ご関心のある方(そしてご多忙な中でもご都合のつきそうな方)のご参加をお待ちしております。 以下、シラバスに記した内容の転記です。

          石川県内の英語の先生方、英語の先生を目指す学生さんに向けて、授業をします。

          今年度授業で歌った洋楽たち

          暇つぶし記事です。 2023年度に大学1,2年生の英語の授業で歌った洋楽をまとめてみます。 それぞれの曲について、まずディクテーションして、歌詞の要所を意味理解した上で、歌唱練習を15分×4~5回ぐらいかけてやりました。 大体、アーティスト本人の歌声付きの音源で、歌詞を見ながらなら歌えるという感じになります。また、歌えるようになった曲は聞き取れすぎちゃって、作業用BGMとしての機能を果たせなくなりがちです。 当初の予想を遥かに超える長文記事になったので、目次を使って、気に

          今年度授業で歌った洋楽たち

          科研費獲るまで新ネタライブやる

          前々からやりたい(というか、やらなきゃ)と思っていた企画を、今年も科研費にあえなく落ちたこともあり、この3月から毎月やることに決めたので、勝手にここでご案内させてください。 やること●毎月10本「教師のリフレクション」に関連する海外の論文を紹介する。 - メインで扱う論文5本、その他簡単に紹介する論文5本以上。 - 紹介した論文に絡めて「x年後の自分に出来そうな研究テーマ」を話してみる。(1≦x≦5ぐらい) 形式●Zoom開催 - 毎回オーディエンスを募集。

          科研費獲るまで新ネタライブやる

          文法指導を考え続けた英語科教育法Ⅱ

          2年後期、英語科教育法Ⅱが先週金曜日で無事ゴールイン。大雪や震災の影響で本来の予定と色々変わったところもあったが、みんなよくやり切った。 今年の英語科教育法Ⅱは(文法に苦手意識のあるこの代の学生たちに合わせて)文法指導に焦点を当てた。単に文法の勉強をするわけでも、文法を説明する練習でもなく、「文法の3側面(形式・意味・機能)」と「意味順英文法」を軸にした文法説明と、文法演習のための「言語活動」をデザインするのがテーマ。 文法説明についてはもう少し私がモデルを示したり、学生

          文法指導を考え続けた英語科教育法Ⅱ

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          【贅沢】奥住先生・田村先生と文法指導談義【英語科教育法II】

          文法指導に焦点を当てている2年生の「英語科教育法II」に、奥住桂先生(埼玉学園大学)と田村祐先生(関西大学)のお二人をお呼びし、言語活動を一緒に体験して振り返ったり、学生が1月に授業者として行う言語活動に向けて相談に乗ってもらったりしました。とにかく、贅沢な時間でしたので、お裾分けです。

          【贅沢】奥住先生・田村先生と文法指導談義【英語科教育法II】

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          塾講師は大歓迎されて然るべき?

          先日投稿したこちらの記事に対して、読者の方からコメントをいただきました。 それへの応答がコメント欄に残すには長すぎるので、改めて記事にします。 私からの応答内容に入る前に、まずは私の拙い記事をお読みいただき、ご丁寧にコメントをくださったことに、深く感謝いたします。あまりコメントを頂くことは多くないので、こうしてコメントをいただけることが大変励みになります。本当にありがとうございます。下線以降がいただいた内容に対する私からの返答となります。 まず、「いま学校教育では、勉学を

          塾講師は大歓迎されて然るべき?

          "小学校の授業に塾講師活用"の報道について思うこと

          これは2023年11月27日に報道されたニュース記事である。 記事のタイトルを見た時点で「あー・・・」という感じであったが、学校が「外部人材」を活用することで良くなる可能性をそう簡単に閉ざすのも違うと思い、記事の中身を読んでみた。 途中読みながら引っかかった点もいくつかあった。 たとえば、 「効果を検証」すると言うが、そもそも千葉県教育委員会はどのような学校教育観のもとでどのような効果を期待し、どのように検証をするつもりだろうか。 とか、 短距離走の走行距離と走行時間を比例

          "小学校の授業に塾講師活用"の報道について思うこと

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          単元の題材の扱い方

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          教科書とか評価って、楽しい授業の邪魔なの?

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          「英語」という教科を好きになるより、もっと大切なこと

          坂本拓弥(2023)『体育がきらい』ちくまプリマー新書を読んだ。 英語教育に引きつけて読みたい・考えたい箇所のほとんどについては、関西大学の田村先生の記事にまとめられているので、重なる部分はここでは割愛する。 私がこれから引用する第六章の文章は、この本の「オチ」にあたる部分とも言える。そういう意味では引用するか迷うのだが、英語教育に関わる者として無視できない文章だ。 学校の英語の授業が嫌いであることは、英語という言語をその人なりに用いることで出会えるかもしれない人やもの

          「英語」という教科を好きになるより、もっと大切なこと